ゆらゆらと文月。

猫と暮らしたい。そんなことを思う。もう何年も前から波のように寄せては引き、そしてまた寄せてきた願望である。 昔動物に愛情を持てず、長く自分に戸惑っていた時期があった。‘愛情を持てない’というのは、「可愛い!」と飛び込んで...